現在、若者の間で大きな人気を誇るONE OK ROCK。そのヴォーカルのTakaの両親といえば、森進一・森昌子である。


ともに紅白歌手として有名だった二人は、1986年に結婚。昌子は結婚を機に芸能界を引退し、主婦業に専念した。
その後、Takaを含む3人の子宝に恵まれ、また夫婦生活も「おしどり夫婦」と紹介されるほど良好なものだった。

「おしどり夫婦」が離婚した理由


しかし、そんな生活に変化が訪れる。きっかけとなったのは、昌子が2001年に、大晦日の『紅白歌合戦』へ出演したことだった。

これがきっかけとなり、以降は頻繁に夫婦でジョイントコンサートを行うようになる。しかしその一方で家庭での子どもたちと向き合う時間は減少。
昌子はこれに心を痛め、やがて心身に支障をきたしてしまう。
このことが結果的に、それまで仲の良かった夫婦生活にヒビを入れる形となってしまった。

2005年2月には過呼吸で倒れ、緊急入院するほどになってしまい、同年4月に二人の離婚が成立した。

離婚後の森昌子を支えた存在


離婚後の昌子を支えたのは息子たちだった。
子供たち家族を養っていかなければならない、しかし長年のブランクがあり、ちゃんと歌えるだろうか……と迷っていた昌子。そんな彼女に対して、息子たちは「母さんの歌が聴きたい」と言ったのだという。


息子たちから背中を押される形となった昌子は2006年に歌手復帰を果たした。また、近年では歌手活動にとどまらず、様々なバラエティ番組に出演したり、自身の教育論を記した著書『母親力 息子を「メシが食える男」に育てる』を発売したりと、精力的に活動を続けている。